家づくりに遊び心を持たせるって人それぞれ。
くらし@棲家のメンバーは"遊び"ってどう考えているのでしょう?
今回、メンバーの考え方を知りたくて、建築家との座談会を企画しました。



安本:
家づくりに関わる上で、遊びってどうお考えでしょうか?
緒方:家づくりの遊びって言うと『遊び心のあるデザイン』とかで片付けられることがありますが、僕の思う遊びって言うのは、それだけじゃなくて、過程を楽しめるかどうかも大きいと思いますね。同じ作業でも、『苦痛』になるか『遊び』になるか変わると思う。仕事が遊びって言う人がいるけど、その人は仕事の過程が楽しいんじゃないかなと思います。
萩野:
僕の思う遊びも、デザインのような視覚的なものだけじゃなく、お客さんに家づくりの経過を楽しんでもらえることかな?と思います。新しい家に入って、3年、5年経って自分たちの家族の物語を試行錯誤しながら作っていって欲しいなぁ。家づくりの過程を楽しんでもらいたいと思います。

建築家 萩野隆司
安本:萩野さんに設計してもらう時には、お客さんに家族の物語を作ってもらっていたほうが良いですか?

ケイジェイワークス 安本峰樹
萩野:お子さんがいれば、子供たちがどう育って欲しいか。どういった家族になりたいのか、憧れや夢なんかを物語として考えて欲しいかな。10年、20年、30年と想像しながら家づくりに参加してもらえたらなぁと思います。そういうのって楽しいと思うよ。
安本:
たしかに将来の夢を考えるのは、設計をしてもらう前からワクワクしますね。家づくりって一大イベントですし、せっかくオリジナルの家を建てるのだから過程も楽しんでもらいたいですよね。
斉藤:あと、遊びって言うと、『余裕』と言う意味もあると思う。ハウスメーカーや建売住宅は家として完結していますよね。僕たちの作る家は、完成度はもちろん求めます。でも、まだ完成していないと言えば
語弊がありますけど、「逃げ」とか「遊び」とか言う余力を建物に残していますね。その辺りが商品として完成しているハウスメーカーの家と設計者の造る家との違いかなと思います。
萩野:そうだね、常に合理的な間取りをハウスメーカーは提案するけど、あえて無駄な空間を作ることで、つなぎの間として楽しめる空間になる、そんなところが建築家の設計する家の違いじゃないかなと思います。
緒方:その余力が、住まわれてからのゆとりに変わってきますね。
萩野:住まいには、建物自体に遊びというか余裕が無いと、例えばその家に住んでいて子供達との楽しい思い出はあっても、その家に愛着が残りにくいんじゃないかと思います。プランに遊びがあることで、楽しみが住まいと共にある、そういう所から住まいに愛着が湧くんじゃないかな。

建築家 斉藤晴雄

建築家 緒方幸樹
斉藤:楽しみって家が完成した後も続きますよね。木の素材は、メンテナンスが必要だけれども、自分の住まいに手を掛けていく事を遊びながら楽しむ。そんな感覚で自然素材を使っていけたら良いですね。
緒方:
木の風合いも、日を重ねるごとに味わい深くなっていきますよね。そんな過程もゆとりを持って楽しんでもらえたらいいですね。
斉藤:そう考えると、遊びって余力が無いとできないなぁと思いますね。
緒方:そうですね、余裕と言うのは時間にも現れてきますね。遊んでいる時間って気持ちが普段と違いますよね。仕事などピンと張り詰めた時間と比べて遊んでいる時は『ふっ』と気持ちが抜けていますよね。
住まいの中でも、気持ちが『ふっ』と抜けるような瞬間を作れる空間を考えるのが、遊び心のある設計じゃないかなと思います。

たしかに遊び心のある空間を考えることは、ゆとりのある時間を作ることに繋がりますね。最近のお客様は忙しくて時間をとても大事にされています。おなじ家にいるなら、家にいる時間を少しでも楽しんでもらえる、くらし@棲家では、そんな住まいを造りたいですね。一言、『遊び』って言っても考え方は人それぞれです。デザイン的に楽しんだり、過程を楽しんだり、空間を楽しんだり。家づくりをするって事は、作業的なものではなく遊びのように楽しみながら関われる事だということですね。ありがとうございました。






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